入学や進級をきっかけに、ピアノ教室に通い始めるお子さんが増える時期です。
「ピアノを習わせてみたい」「まずは体験レッスンを受けてみたい」と考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
ピアノのレッスンを続けるためには、教室で学ぶことに加えて、自宅で練習することも大切です。そのため、家庭で使用する楽器についても考える必要があります。
現在、鍵盤楽器にはグランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ、キーボードなど、さまざまな種類があります。
どれを選べばよいのか迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回から数回に分けて、ピアノを選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介します。
第1回は、ピアノの歴史についてです。
1.ピアノの原型は1700年頃に誕生
現在のピアノの原型が誕生したのは、1700年頃とされています。
日本では江戸時代にあたります。
当時、ヨーロッパではチェンバロという鍵盤楽器が広く使われていました。
チェンバロは、鍵盤を押すと内部の爪が弦をはじいて音を出す仕組みです。美しい音色を持つ一方、鍵盤を押す強さによって音の強弱をつけることは難しい構造でした。
そこで、音の強弱をより自由に表現できる楽器として、ハンマーで弦を打つ仕組みが考案されます。
この仕組みを生み出したのが、イタリアの楽器製作者バルトロメオ・クリストフォリです。
彼の発明は、現在のピアノへとつながる重要な一歩となりました。
2.グランドピアノの発展
ピアノはその後も改良が重ねられ、豊かな音色と幅広い表現力を持つ楽器へと発展していきました。
グランドピアノは、弦を水平に張る構造を持つ鍵盤楽器です。
豊かな響きと繊細なタッチが特徴で、コンサートホールや音楽教室などで使用されています。
音量の変化だけでなく、音のつながりや響きの違いなど、細やかな表現ができることも魅力です。
3.家庭でも使いやすいアップライトピアノ
アップライトピアノは、弦を縦方向に張る構造を持つピアノです。
グランドピアノに比べて設置面積を抑えられるため、家庭や学校、音楽教室などで広く使われています。
自宅でピアノを練習するための楽器として、長く親しまれてきました。
4.電子ピアノの普及
電子技術の発展によって、電子ピアノも広く普及するようになりました。
電子ピアノには、音量調節やヘッドホンの使用ができる機種もあり、集合住宅など音量に配慮が必要な環境でも練習しやすいという利点があります。
ただし、鍵盤の重さやタッチ、音の再現方法などは製品によって異なります。購入する際には、実際に鍵盤を弾いて確認することも大切です。
5.キーボードの登場
キーボードには、持ち運びやすいものや、多彩な音色・リズム機能を備えたものなど、さまざまな種類があります。
鍵盤数も製品によって異なり、卓上型のコンパクトなものから、より多くの鍵盤を備えたものまであります。
手軽に音楽を楽しめる一方、ピアノのレッスンで必要となる鍵盤のタッチや音域を十分に備えているかは、機種ごとに確認する必要があります。
6.ピアノ選びは、学習の目的に合わせて
このように、鍵盤楽器は長い歴史の中で発展し、現在ではさまざまな種類から選べるようになりました。
楽器を選ぶ際には、次の点を考えてみましょう。
- 自宅に設置できるスペースがあるか
- 予算に合っているか
- 自宅で継続して練習できる環境か
- 鍵盤のタッチや弾き心地が学習の目的に合っているか
- 音量や練習時間について住環境に合った選択ができるか
どの楽器が適しているかは、ご家庭の環境やお子さんの学習の目的によって異なります。購入前に先生へ相談するのもよい方法です。
次回は、それぞれの鍵盤楽器の特徴と、ピアノを選ぶ際に確認したいポイントについて詳しくご紹介します。
札幌市白石区の工藤ピアノ教室では、ピアノを始める時期や楽器選びについてのご相談も歓迎しています。体験レッスンや教室についてのお問い合わせは、ホームページをご覧ください。

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